900km歩いてきちゃいました

つぶやき

3月末にアップして以来、準備も色々忙しく帰ってきてからも忙しかったりやる気が出なかったり、そんなこんなで帰国してからもうすぐ1ヶ月ですよ。

で、どうだったのよ?2度目のカミーノは?と申しますと、
いや〜、大変でした。
1度目のカミーノは奇跡だったんだな、って思いました。
何がってね、歩き始めて1週間でカミーノファミリーと称するメンバーと会い、それ以来おんぶに抱っこ、らくちんカミーノだったのです。
でもね、そんな出会いなんでそうあるものではなく、他のグループを見ても、例えば韓国人、フランス人やスペイン人、ブラジル人とか英語がそんなに堪能じゃない国の人達は同じ国の人同士でグループになってるわけです。

そして、英語堪能グループ、アメリカ人やカナダ人、オーストラリア人のような母国語が英語の人達とヨーロッパの寒いところの人達は英語が堪能なので、仲良く英語でペラペラと会話できて大体同じ世代でグループになってます。

私は英語堪能グループの間に入っちゃったら全く会話について行けず、一生懸命何話してるか聞き取って、大体こんなこと喋ってるな、ふふふ、ははは、と一緒に笑うだけ。無理っす!

1度目のカミーノファミリーは世代が20代から70代、国はイタリア人は3人、ドイツ人は2人いたけど、それ以外みんな違って、そんな世代も国も違うグループなんて一度も見かけませんでした。

行く前からそんな人達と知り合うのは無理ってわかってたし、期待もしていなかったけれどね。

前回は歩く理由も、亡くなったスペイン人の陶芸の先生の魂を背負って歩くとか、亡くなった両親のことを考えながら歩くとかで、その分大変な時には助けを求め実際に助けられているって実感したのですが(それも奇跡だった)、今回は自分の力で歩くんだ!って思っていたので、本当に大変だったのです。

まず、2018年に歩いたときは宿(アルベルゲ)の予約なんてサンティアゴに100km手前のサリア以前は全く必要なかったのでその日の進み具合でどこに泊まろうか決めることができたのに、コロナ後、巡礼者が激増してアルベルゲは予約しないと泊まれないという事態になってしまいました。(これに関してはまた詳しく書きます)
そんなわけで第一日目のピレネー越えが大変だったこと!!(これもまた詳しく書きます)

アルベルゲの確保に慣れるまでは歩いた後ののんびりタイムをほぼ、どこに泊まるかどうやって予約するか?に費やされました。

1度目のカミーノではひとりでご飯を食べたことは一度もなかったけれど、今回は結構ひとりご飯もありました。前回は自炊は10回したのですが、ひとりだと食材買って作るにも、う〜〜〜ん・・・バルで食べるか。に、なっちゃうし。

仲間がいないと小銭が足りないぞ!って時にちょっと貸して、ってのも、う〜〜んどうしよう・・・誰か〜・・・と悩んだり。

でもいつも一緒の仲間がいなかったので、その分前回よりも沢山の人との出会いがありました。
そしてひとりで歩いていると気になる花や景色に立ち止まってじっくり見ることができ、前回見逃していたものを素通りせずにちゃんと見てくることができました。

前回歩いたのはログローニョからサンティアゴまで632kmでしたが今回はサン・ジャン・ピエ・ド・ポーからフィステーラ、ムシアまで約900km。
例の如く行く前はほぼ一日100歩生活から、いきなりの900km歩けちゃってマメも一度もできず、どこも痛くならず、不調もなく、休息日もフィステーラで2泊しただけ。
超人じゃない?自分でもびっくりです。www

2度歩いてみて、やっぱりカミーノって特別です。観光旅行では絶対に味わうことができない特別な旅です。
本当に辛かったけど、私があと10歳若かったらもう一度歩きたいけど、残念だけどもう無理だな〜。

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